王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「隼人、誤解してる!確かにあの日そう言ったけど、あたし本当にシュンくんとは何も……」
「もういい。俺、帰るわ」
いつもは絶対あたしを一人ぼっちにしない隼人。
でも、この日は違った。
あたしを見つめる目もいつもより冷たくて。
「隼人先輩、未来のこと家まで送っていってあげないんですか?」
「お前が送ってやれば?」
あたし達に背中を向けて歩き出した隼人は、冷たくそう言い放った。