王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

「……疑って悪かったな」


「ううん。別にいいけど、何かあったの?」


「いや、何でもない」


これ以上話をでかくするのはやめよう。



そう考えていると、美咲はポツリと呟いた。


「シュンなわけ、ないか……」


“シュン”


その名前を聞いた瞬間、ドクンっと心臓が不快な音を立てた。

< 382 / 448 >

この作品をシェア

pagetop