王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
だけど、ちょっぴり意地悪したい気持ちになって。
「隼人、ヤキモチ妬いてるの?」
「別に」
あたしがそう聞くと、隼人は首を横に振った。
「本当は?」
「妬くわけないだろ」
だけど隼人は表情一つ変えない。
なぁんだ……つまんないの。
心の中でそう呟いた瞬間、
「バカ。妬いてるに決まってんだろ」
隼人はあたしの腕を引っ張りギュッと抱きしめた。
「お前の未来は俺がもらうって言っただろ?全部俺に任せとけばいいんだよ」
隼人はあたしの耳元に唇を寄せて、そっと囁いた。