王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

「隼人、やらなくていいよ?」


この人形には裕との想い出がつまりすぎている。


もしまた一つ増えてしまったら、裕への想いを断ち切れなくなってしまいそうで。


「ねぇ、隼人……――」


「俺が取りたいだけ」


隼人はそう言うと、あたしの制止を無視してアームを人形へと下ろした。


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