走れ!演劇クラブ2010
「ねぇ杏香どうだった?第2演劇部は。見ててスゴい楽しかったけど。」
「そうね。確かに楽しかったわね。最後まで自分達の演劇を楽しむんだって気持が見てる私達も楽しませた感じかしら。それに背景の絵、きっと美術部が用意してくれたのかしらね。歌も合唱部が前日まで指導してたのかしら。他の部が手伝ってくれる演劇部も珍しいわね。それに風車兄妹のやミハルに歌音の演劇はよかったわ。それに騎丹や姫音達の縁起も荒削りだけど力強かったわね。個人での演技力は前田には及ばなかったけど、楽しませる演劇に関しては第2演劇部が1番ね。」
ん?客席にいるのって・・・?
「雷夏、客席にまのえりいるみたいよ。次の舞台のために見に来た口かしら。」
「マジ!?あ、ホントだ。サインもらえるかな?てかよくわかったわね。変装してたのに。」
「忍者だからね。休憩時間中にさ、時間もらってきて。私も彼女とお話ししたいから。」



『これより採点のための休憩時間をとります。』
「さ、雷夏頼むよ。」




「時間取れた。7時までなら大丈夫だって。」
今3時半、途中アクシデントがあっても何とかなるかな。







『さぁ皆さんおまちかね。結果発表いきますよ。』
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