走れ!演劇クラブ2010
「おのれ・・・。・・・!?バ、バラが・・・杏香様から頂いた薔薇が折れたっ!!!」
薔薇が折れたからなんだと言わんばかりに絶えず猛攻は続く。だが、その猛攻も終りに近づいてるとは誰も思わなかっただろう。
「堪忍袋の緒が切れたっ!赦さんぞ!!貴様らっ!!!」
怒りに燃えるセロ。セロは折れた薔薇を口にくわえ猛攻を跳ね除ける。
「薔薇をくわえおってぇ気障っちい真似をすんじゃない!それは俺様だけに許された行為なのだぁ!」
薔薇を口にくわえる行為に逆上した楯岡副部長はセロに迫る。だがセロは気障っちいお兄さんで騎士道精神溢れる男だが真田十勇士の末裔の1人だけあってやるときはやる。つーか決めるとこは卒なく決める。
「覚悟ぉぉぉぉぉ!!!」
ジャンプから回転、超錐揉みキックのファイアトルネードをするつもりか。いや、逆回転か。貴様ごときに杏香様の得意技を使うと思うかと叫びセロはバックトルネードを決め、さらに着地際に降臨雷獣シュート!決まった。
誰が予想しただろうか。この抗争は、第3勢力の介入により終焉を迎えると。まぁ誰も思わなかっただろう。だが、私は薄々感じていた。私の騎士を自称するセロは介入すると。て言ってもセロが抗争に終焉をもたらすとは思わなかったが。
「杏香様、申し訳ございません。杏香様からいただいた薔薇を折ってしまいました。」
う~ん・・・泣いて謝られたらどうしようもないよね。ウンウン。
「え、えっとさ、気にしなくていいよウン。今度またあげるから。ねっ。だから泣かないでよ。」





次回予告
杏香の唯一の天敵、それは彼女のフィアンセ!?真一に想い人がいるとかいないとか!ちょっとだけ、中途半端にラブのフラグ立つのか!
次回 走れ演劇クラブ2010新たな脅威?その名は杏香の婚約者
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