君は嘘つき


「和也!あれ生徒会長じゃん!」

「………」

「なんか…やばくね?」

「…なにがだよ」

「あの二人…結構いい感じになってるから」



この時

俺は何を思ったんだろう…
大好きな君が他の男と並んで歩いてるのに何も出来なかった。

ただ唖然として見る事しか出来なかったんだ。



「じゃあ後でメールするね♪♪」

「分かりました~……早く自分のクラスに戻ってください…」


つい二人の声が聞いてしまった。


ていうか……

メールするね?

アドレス交換したのかよ…………


生徒会長がいなくなり、はるかが教室に入ってきて俺の近くにきた…

いや…正しくは潤の近くにきた………







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