君は嘘つき


「なんか…ごめんなさい…お兄ちゃん短気だから…」

あれは短気なのか?


「私は大丈夫だよ♪」

「まあ…俺も…」


そもそも和也はなんで私に付いてきたんだろう…


「なあ、はるか」

「何?和也君?」

「潤がさ…」

「?」



和也は私の耳元で囁いた。

「話がある…ちょっと外に出よう」


「えっ?………分かった。」


なんだろう?


「凛子ちゃん!ちょっとごめんね…外に行ってきてもいいかな?」


「あっはい!」


凛子ちゃんの許可をもらい和也と外にでた。


「何?どうしたの?和也君……」


「あのさ…潤が」


潤………??


「潤がどうかした?」


「俺が後から潤の好きな女の子について聞いたんだよ」


「うん……?」


「その女の子はさ身長が、だいたい150cm位の小さい子で髪の色が黒くて少し巻いてるショートヘアーの女の子なんだって」


「うん……だから何?」


「………その…桜木凛子ちゃんの事じゃないの?」



「えっ?」


えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……








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