お姫様と王子様
始まりのタオル
「かっこいい」
いつからだろう。
声だけで先生だッ!って分かるようになったの。
先生の声…すぐ分かる。
低くて透き通った声。
興奮すると高くなる声。
どの声も好き。
大好きだよ。
先生…

わたしが先生を好きになったのは、部活にも慣れてきたある日の事…
「雨チョー降ってる~」
その日は土曜日…雨。
家でゆっくりしていたいけど部活があったわたしは荷物をまとめ家を出る。
「遅刻する~!!」ギリギリで家を出たわたしは急いで自転車を学校へ走らせる。
「あっれ~?」
しばらく行くと南の家の前の自転車置き場につく。
南とわたしの住んでいる所は団地で南は3階わたしは4階。
南は何でも話せる大親友。
南も何でも話してくれる。
クラスは違うけど
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