叶わない恋
「たっくんは宿題やったの?やってたら貸してよ♪」

「オレはやってるに決まってるじゃろ。また貸してやっよ。」

「サンキュー♪さすがたっくん!!いつも悪いね♪」

こんな平凡な会話をしながら、2人は自転車で通学路を走り抜けていく。

「じゃあ、いつものいっとっか。」

「今日はたっくんに負けねーぞ!!!」

2人はいつも学校に行くまでの200m程度の急な坂道を自転車で競争するのだ。

「んじゃいつもの電信柱からな。」

「負けたらジュースな!!!」

2人は自転車をこぐスピードを速める。
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