大好きなんです。

·紹介

大学1年の7月のはじめ…


「めぐ〜!!」

友達の「井原 羽夏」 イハラ ワカ


出席番号があたしの次で、グループとかがだいたい一緒だから自然と仲良くなった。

あたしはわかの名前がすごく好き。

わかは夏生まれで、夏に羽がはえて「羽夏」
わかも夏が大好きだと言ってた。あたしも夏生まれで夏大好きだから、キャッキャッ言いながら話したのが初めての会話だった。


『おはよーわか!!今日も暑いね〜』


「夏は暑いもんやねん!!そんな事ええねん!!めぐ、男紹介していらん!?」


『は??』


超笑顔のわか。


ちょっとかたまってるあたし。



目がキラキラしてるまい…


「わかナイスやッッ!!したってしたって〜めぐに男紹介したってよ〜!!」

「せやろ〜!!うちのバイト先の人やねんけど、女紹介してほしい〜言うとって、めぐや!!思てん!!」



『ちょっ待って!!ストップ!!』

2人はあたしを見る。


『無理。紹介いらない。』
「なんで!?」
「なんでやねんなぁ〜…結構イケメンな方やと思うで??」


『男は顔じゃない。』


「めぐ〜メールだけでもしてみたらええやん。」


『高校ん時紹介でうまくいった試しがない。』


「メールだけでええから!!付き合うとかそんなんちゃうで〜」


『イケメンならなおさら…そんな不自由してないでしょ?』


「それがしてるからこの話なんやんかぁ〜」



しばらく3人でだらだら討論の末、わかが放った言葉は…













「でもなぁ〜めぐ…
もうめぐの携帯教えてもうた〜!!ごめん勝手に!!」









……え〜〜〜〜ッッ!?


まいは隣ででかいガッツポーズをしていた。




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