大好きなんです。

·たいちゃんと大和くん

たいちゃんと出会ったのは高校2年の夏。

バスケ部だったあたしは近くの高校に部活で試合に行った。
そのときあたしを見かけたたいちゃんが友達を通じて紹介してほしいと言ってきてくれた。


だけどあたしには…
その時…高校に入った頃からずっと片想いをしている人がいた。

大和くん。

ひとめ見て好きになった。
何がよかったのか今となってはわからないんだけど、
とにかくずっと好きで何度も『好き』と伝えた。

答えはいつもNO…

あたしが彼を好きでいた2年半、
大和くんはあたしをずっと断り続け、
はたまた彼は3人の女の子と付き合った。

あたしはそのたんびに朝まで泣いたし、
なんでめぐじゃだめなんだろうと朝まで考えてた。

何度もあきらめようとして
何度も違う人を好きになろうとして
付き合った人も2、3人いる。


だけどいつも
大和くんが忘れられなくて
大和くんの顔が見たくなって
大和くんの声が聞きたくなった。


結局いつも他人に甘えて
他人を傷つけていた。

この頃からあたしは自分に自信がなくなっていたのかもしれない。









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