大好きなんです。
「好きなやつおるん??」


めぐちゃんは俺の方を一瞬見てまた前を見た。


『何、急に。』


「いや聞いた事なかったなって。」


『きょうちゃんは??』


まさかの質問返し。
まぁ浮いた話しもないわ…



「俺が聞いてんのに…今はおらへん。半年前ぐらいに彼女と別れた」


『え!?一緒だぁ〜!!あたしも半年ぐらい前に彼氏と別れた。
きょうちゃん彼女さんとはそれっきりなの??』


「せやで。」


『…もうなんとも思ってないの??』


「うん、まぁ…結構マンネリしとったしなぁ〜逆にスッキリした感じやったかなぁ。」


『ふ〜ん…』


「なんでそんな事聞くん??」


『……』


めぐちゃんは黙って窓の外をみてる。



「…めぐちゃんはひきずってるって事か。まだ好きなんや??」


めぐちゃんが窓の外を見ながら口を開いた。
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