大好きなんです。
「……めぐ??」



『何??』


話しの途中でユマがさえぎった。


「そのきょうちゃんって人に会いたいと思う??」

『え…??ん〜…また遊びたいなとは思うけど。』

「彼女がいるかとか好きな人はいるかとか気にならないの??」


『いないって言ってたよ??好きな人はわかんないけど…』


「いたらどうする??今のめぐみたいに忘れられない人がいたらどうする??」


『ユマ何でそんな事聞くの??』


「いいから、考えて!!」



ユマはあたしに考える時間をあげるとか言って、デザートを食べ始めた。


きょうちゃんに…
好きな人…??


忘れられない人がいる…??



なんか…
やだな。


他の女の子にもあんな風に話しを聞いてうんうんて言うのかな。

大きく包み込んであげるようなそんな存在がいるのかな…



…いやかも。




あ…
そっか。


気づいた。
だって、
心にポッカリ穴があいたような感じが…
少しずつふさがっていく。
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