大好きなんです。
『もしもし??きょうちゃん??』


「もしもしちゃうわ。今どこにおるん??
時間かかりすぎちゃうか??」


『え??そうかな…あと10分ぐらいで着くはず』

「駅から10分ぐらいゆうてんかった?どこにおんの?」


『今日はなんか歩きたい気分やったから、一個前の駅で降りたんやぁ♪』

「は!?歩いたら30分はかかるで!」


『うん…だから20分ぐらい歩いたし、あと10分ぐらいかな??って。』

「アホ。危ないやろ夜道!迎えに行くから、待っといて動かんと。」


『え、え、大丈夫だよ!きょうちゃん疲れてるやん。もう着くからホントに。ゴメン。』


「ええから。どこおんの??」


『…学校ちょっと過ぎたとこ。』


「まだまだやん!学校の近くにコンビニあったよな、そこにおり。動きなや。」


『でも……
いいよ〜…大丈夫だから…』


「ほっとかれへんやろ、女の子なんやから。なんかあってからじゃ遅い。待っときや!コンビニにおるんやで!」


『はぁい…』


俺は電話をきってすぐ家に帰って車を動かした。
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