大好きなんです。
ご飯も食べ終わった頃、きょうちゃんがあたしに聞いた。

「めぐちゃんクリスマスどーすんの?」

『…へ?』


「誰かと過ごすん?」


『まいもわかも彼氏と過ごすって言ってたからなぁ〜まだわかんない。』

「そーなんや〜デートとかせぇへんの?」



『……は?』


一瞬耳を疑った。

「男。予定ないん?」



『……ないけど。
ゴメン。帰る。』

「は!?送ってくよ、待ってや。」

『いい。道わかるし。電車で帰る』

あたしはそう言って店を出た。
涙が出てくる。
男いると思ってんの?
あたしに?
あたし好きって言ったよね?

無神経すぎる。
やっぱり一緒に過ごすなんてきょうちゃんの頭の中には1ミリもなかったんだ。


しばらくして後ろからきょうちゃんが走って追いかけて来て…
腕をつかまれた。
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