大好きなんです。

·気まずい偶然

「めぐ、どうしたん?!
目、ちっちゃ(笑)」
「ウケるッッ!」

『みーなーいーでー』


昨日帰ってから
泣き続けて
気づいたら寝てて
朝起きたらパンパンに
目が腫れてた。

わかとまいが面白がって
見てくる。


「なんかあったん?」

まいが隣に座って
うつぶせのあたしを
よしよししながら聞く。


『また泣いちゃうからやめてー』

「ハハッッめぐ人前で泣くの嫌やもんな、でも泣いたってバレバレやけど(笑)」

『だから治るまでうつぶせんなっとくの!』

「なにあったんよー?」
わかが聞く。


『昨日きょうちゃんとご飯行ったの。
したらさ、めぐちゃんクリスマスは予定あんの?男?だってさ』


「うわッッ…ひど。きょうちゃん結構無神経やねんな(笑)」

「うわぁ…うん。森田くんちょっとそういうトコあるかもー。」


『だからあたしゆってやったの!きょうちゃんは忘れたかもしれんけどあたし好きな人いるんやって。もう告った事もなかった事みたいになってるんやろなぁ…』


「でもその昨日のやりとりできょうちゃんめぐがまだ忘れてへん事…さすがに気づいたやろ?」


『どうかねぇ…』


しばらく話して、授業始まった。


話しも途中になった事やし
わかと2人で夜ご飯食べに行く事にした。
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