大好きなんです。

※翔side※

「めぐちゃん!」


『翔くん。久しぶりだね。』


「おー。また今度遊ぼうやみんなで!」


『……うん。』


めぐちゃんが少し悲しそうな顔で返事した。

「…ごめんな?あいつ無神経やからさ、」


めぐちゃんが少し驚いた顔をして俺を見る。


「まぁ今日飲みに来たんはたまたまやねんけどさ、ちょっとだけ話しは聞いとる。」

『…だよね。仲良しだもん!きょうちゃん遊ぶ時もよく翔くんの話するよ。』


「恭平の事、好きやねんな?」

『…うん。また遊んでくれるかな?昨日勝手に泣いて勝手に怒っちゃって。嫌われたかなぁ…
って自分の事はどうでもよくて、きょうちゃんに嫌な思いさせちゃったかなって…』

「ハハ!大丈夫や〜そこまであいつ心せまないで笑)許したってよ。」


『許すも何も!あたしの方が謝らなあかんのに…また振られるの怖くて。何も言えない…』



「なぁ、携帯教えて?」

『え?』

「なんかあった時、俺相談のるし!連絡してきぃな。」

『うん。ありがとう!翔くんいい人!』

「ホンマは悪い人かもやで〜(笑)」

笑いながら携帯を交換した。


恭平また怒るかな?
やけど、心配やから。恭平もこの子も。


お似合いや思うし。


恭平、この子はたぶん
ずっと変わらんで。





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