大好きなんです。
「井原、ちょっとめぐちゃんかして」


きょうちゃんがあたしたちの個室に寄りかかりながら言った。


「…うちはかまへんけど、めぐ大丈夫?イケる?」


『…うん。』



「翔と一緒に飲んだって。おるから。」

「…また泣かさんといてよ?」

「そんな事せーへんわ」


わかがそう言って出て行った。


かわりに…
目の前にきょうちゃんが
座って話し始めた。



「…やっぱり怒ってるん?」
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