愛してジュリエット!




「俺、あんたから樹里ちゃん奪いますから」




一度は諦めたこの気持ち
敵わないって思ったこの人の挑発的な言葉に…


俺は真っ向から受けて立ってやるよ。



「ど〜ぞ〜」




満足そうな顔をしながら手をヒラヒラ振る瑞稀さんの横を俺は駆け足で走り去った。


「くそったれ!…もう時間がねぇじゃんかよ」








賽は投げられた。
< 36 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop