愛してジュリエット!
「そんなわけないじゃないですか美人様。…あんまり美於様をイジメないでくださいねっ!」
「…和香」
この人はメイドの和香
俺とタメだけどわけがあって昔から一緒に…メイドとして育ってきた。
まあその話はまた後日…
「和香……美於を庇うんだ?…ふ〜ん」
何やら意味ありげに笑う美人…。絶対敵にはまわしたくないタイプだ。
「ち…ちがいますよ。」
「…ったく。目の前でいちゃつくならどっか行けっつーの。」
けっ幸せものが!
「和香にお仕置きするのは後にして…とりあえず美於!お前…ロミオやんだって?」
何その顔。めっちゃ馬鹿にしてない?
口元にやけてるよ
「…えっお仕置き!?」
和香は違う方にびっくりしてるし。
「…ロミオとジュリエットと言えば、シェイクスピアの名作ですねっ。美於様すごいじゃないですか!」