愛してジュリエット!



「………ん。」


「…へ?」


ジュースの蓋が開いた状態で俺の前に出される。



「…あんた、これ好きなんでしょ?………あたしもういらないから。」


「…あっ…ありがと。」



樹里ちゃん…俺がコレ好きって、知ってくれてたんだ。

なんか、些細なことだけど…すごく嬉しい。




顔が熱くなるのがわかる。…子供か俺は。


「いただきま…。」



……これ…そういえば、樹里ちゃんが飲…ん


「ブッフー!!!!!」


「…きったな!!あんた何吐いて…。」



かかかかか!!!



「間接チュー!!!!」


何てこったい!
間接だとわかってれば、もっとじっくりゆっくり……


「……………。」



「…樹里…ちゃん?。」



心なしか顔が赤いような気がしますが…。



「……ふふ。あんたって、子供みたいよね」


へ……?
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