愛してジュリエット!
「まあ、いっかー☆
あっ…ゆっきーが舞台練が
始まるから来いって呼んでたよ」
あっ…今日から舞台練だったっけ。
って、今はそんなのどうでもいいんだよ
俺のこの不完全燃焼なこの気持ち…
どうすればいいんだよ。
「…ほら、行くわよ。盛りのついた野良犬」
「うん……ってサカリ?!」
発情期の犬か俺は!!
「フフ…ほら!急ぎなさい」
「…はい。」
樹里ちゃん……なんか普通すぎる
もし樹里ちゃんも俺の事気になってくれるなら…もう少し
照れてくれててもいいんじゃないか
俺の心は一段ともやもやしたまま体育館へと向かった。