愛してジュリエット!


少しため息をついた樹里ちゃんは髪をかきあげながら

「嫌よ。」


そう凛とした姿で言った。


くやしいな。
…こんな時でも俺は
傷付くことを知らず
樹里ちゃんの仕草
ひとつひとつに
ドキドキするんだ



「…何で?俺の事嫌いなの?」


とっさに出た言葉は…俺がずっと恐れていた言葉で、俺は今後悔した…。


あー…わかりきってる事を聞くなよな自分


「嫌いじゃないわよ」



ほらやっぱり
嫌い……じゃない!?



「嫌いじゃない!?!?!?」
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