華の恋
本当に心がせまい…相手はみなとだぞ?
アネキにぞっこんの。
俺…本当にどうかしてる。
しかもその後…プレゼントの山
見つかるし。
だってそうだろ!
部屋のいたるところに散らばってるなら
まだしも、
華恋からのプレゼントだけが
ちゃんと箱にしまってあるんだぞ?
キスのことをはぐらかしてるのに
そんなのを華恋が見つけたら
絶対俺が好きってことがバレる。
っていうか…迷惑だったんじゃ…。
あんなに大事に…箱にしまっておくなんて
俺だったらひく。
だから…さけずにいられない…。
華恋が傷つくのは分かってるけど…
俺の気持ちが定まってない今の状況は
もっとまずいから…。
そのままベッドに横になった。
…今から華恋が来る?
…どうすればいいんだよ…。
本当に分からない…今の俺には…。
そう思ってるといきなり開いたドア。
「勝ちゃん…」