華の恋


「ねぇ!勝ちゃんっ」



ベッドから降りてベッドを背もたれに
床に座ってた勝ちゃんの手から雑誌を
奪い勝ちゃんの横に座る。



「今の!何!!」



「……キス」



あぁぁぁーーーーっ!!



「それは分かってる!なんで華恋に…」



あれ?…もしかして…。



「勝ちゃん…華恋のこと……」



眠たそうな勝ちゃんをじっと見つめる。



「…好き?」



思いきってそういうと勝ちゃんは
少し口元をゆるめて笑った。



…?…これは…どういう意味?



「そうだよ」って意味?…それとも
「何言ってんだ、違うよ」?



どっちの微笑みーーー!!??



パニックになってる華恋をよそに
ベッドに横になって寝だした勝ちゃん。



!!!???



分っかんないっっ!!



こういう時にだんまりって卑怯じゃない!


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