華の恋
「…」
「ねぇねぇねぇ!!!」
「うるさい」
え…?
止まらない華恋の口をふさぐ勝ちゃん。
「…鈍感…バカ…にぶい…どじ…」
意味が分からず固まってる華恋をおいて
またスタスタと歩き出した。
って…またっ!?
「勝ちゃん!何今の!!」
少し先にいる勝ちゃんは振り返って
またいつもみたいに笑った。
もちろん、黙ったまま。
…分かんないーーーーーっ!!
でも…キスされたまんま
黙ってる華恋じゃないもんねっ!!
「華恋のこと好きだって…
言わせてみせるからねーーーーっ!!!」
絶対…諦めないっっっっ!!!