華の恋


そして変な理事長のせいで
偏差値にごとに分かれたクラス。



俺は一番バカの集まるクラス。



スポーツ面では期待されてるけど
勉強では学校からも親からも期待ゼロ。



その上偏差値が下がり、
バカクラスになればなるほど先生もバカ。



英語や数学なんかよりも体育。



勉強なんかよりも1年に数回あるだけの
行事に力を入れる先生ばかり。



そんな先生だから俺が授業をさぼろうと
何も言ってこない。



小等部のころはさすがにちゃんと
勉強したけど、
中等部にあがってからは
まともに授業を受けたことも無い。



授業中はいつも寝て、
たまに屋上に来たりする。



そして、そんな俺の行動を知ってなのか
フったはずの女。



「またさぼり~?あたしも一緒に
さぼっちゃお~!!」



俺が寝てるところに邪魔してくる。



中学生のくせにがっつりメイクをして
パンツが見えそうなくらい
短いスカート。



胸元を無駄に開けてお色気アピール。



…香水臭い体。



フっても近寄ってくる女は
こういうタイプばかり。


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