華の恋
後悔でいっぱいの俺。
けど…そんな俺に華恋がかけた言葉。
「勝ちゃん…華恋のこと…好き?」
「勝…お前バカだなぁ~」
いきなり聞こえた声に目を開けた。
横になっていた体を起こすと、
俺の方に歩いてくるみなと。
「キスしてるとこ見られた?バカっ」
そう言いながら俺のそばにしゃがむ。
昨日、キスしてるとこを華恋に
気付かれ…。
華恋はそれをクラスメイトがいるとこで
今さっき、暴露しやがった。
「しかも寝てる間にキスって…
お前まだそんなことしてたのかよ」
「…っるさい」
「勝ってむっつりだな」
にやにやしながら言うみなと。
「それにしても…どうすんだよお前」
「…?」
「キスしてるとこバレたんだぞ?
もう後戻りはできねぇぞ」