華の恋
「あれ?…でもさぁ…勝ちゃんが
一緒にいないってことは…。
あそこの分かれ道、今日は
華恋ちゃん1人ってこと?」
え…。
「ほらっ。みなと君達と家反対でしょ?
大丈夫かなぁ~?
この前ストーカーいたって聞いたし…」
そうだった…忘れてたっ!
「みなと君達に家まで
送ってもらうよう…って、勝ちゃん!?」
俺はアネキの呼ぶ声に反応せず、
勢いよく店を出た。
忘れてた…そうだった。
あそこからは華恋1人なんだ。
ストーカー出たのに…やべぇっ!
全速力で走る。
今どこにいるんだ?
まだ店か?…でも…いつもなら
そろそろ帰る頃だ…。
この前電話しろって言ったし…。
でも…間に合わなかったら?
…っ…。
頼むっ!…何も起きないでくれ。
Plululu~♪