華の恋


なんで今それ?



「…さぁ?」



「さぁって…だって…」



うつむいた華恋。



この話は嫌いだ。



うつむいてる華恋を残して
また歩き出した。



「勝ちゃんっ!!」



そんな俺の腕を掴んでくる華恋。



ここまでは想像出来たけど…。



「はっきり言ってよ!」



はっきり…言う?



「…?」



「あのっ…」



さっきより強く腕を握りうつむいた。



「華恋…」



「たぶん…ね?」



そう言い、顔をあげた華恋。



「華恋っ、勝ちゃんのこと
好きなんだと思うんだ!!」



え…。


< 88 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop