一秒だけでも・・・
部員たちが一度によってくる。
私は一人一人にドリンクを渡す。
そして最後の一人
『いつもThank youな谷澤』
『いえ。高須先輩たちも頑張ってるから私も頑張れるんです。』
『そうかww
でも去年はドリンク用意だけでも大騒ぎだったのになww
谷澤成長したな・・・』
と高須先輩が私の頭を撫でた。
高須楓先輩は
1つ上の先輩でバスケ部のルーキーで
私の気になっている人
「おいおい。何いちゃついてんのかなぁー」
高須先輩の後ろで黒いオーラをだしているお兄ちゃんがたっていた。
『別に何もしてないだろ玲尋[アキヒロ]』
「いやっ!その厭らしい手はなんだ楓[カエデ]!!!」
『厭らしいってただ頭撫でてるだけじゃんお兄ちゃん』
「頭撫でるって思わせておいて夕向[ユナタ]に・・・あんなこと!こんなこと!!!」
『『はぁー・・・』』
お兄ちゃんの谷澤玲尋。
私に過保護すぎるんだよ。
私はこのお兄ちゃんのせいで
男の子と付き合った時がない。