MEMORIAL ADRESS
沙羅は現時点で高校二年生。
後半年もすれば春休みで、上手くいけば進級…その時期だった。
夢があって入学した学校だった。
看護師になりたかった。
今までに無いほど勉強して入学した。
でも結果…何にも面白くなくて、クラスメイトもつまらない奴ばっか。
一週間でサボって、フケた。
だから、どうでもよかった。
謹慎になろうが、退学になろうが。
アウトローに生きていく覚悟は出来ていた。
げた箱の簀の子で煙草を消して、職員室の前の廊下へ続く階段をスリッパを引っ掛けながら登っていく。
遅刻者は教室へ入るのに入室届なるものを職員室で貰わなければいけない。
いちいち面倒くさい校則が、沙羅の士気を余計に削いでいく。
後半年もすれば春休みで、上手くいけば進級…その時期だった。
夢があって入学した学校だった。
看護師になりたかった。
今までに無いほど勉強して入学した。
でも結果…何にも面白くなくて、クラスメイトもつまらない奴ばっか。
一週間でサボって、フケた。
だから、どうでもよかった。
謹慎になろうが、退学になろうが。
アウトローに生きていく覚悟は出来ていた。
げた箱の簀の子で煙草を消して、職員室の前の廊下へ続く階段をスリッパを引っ掛けながら登っていく。
遅刻者は教室へ入るのに入室届なるものを職員室で貰わなければいけない。
いちいち面倒くさい校則が、沙羅の士気を余計に削いでいく。