+゚☆月夜の舞姫☆゚+【短】
「あぁ……。まるで、月夜の舞姫だったな……」


「月夜の舞姫……?」


リリーが体を起こすと、アレンもゆっくりと体を起こしました。


「あぁ……。リリー、おいで……」


「アレン……」


アレンはリリーを抱き寄せて、彼女の耳元で囁きました。


「リリー、愛してる……」


「アレン……。あたしも、あなたを愛してる……」


しかし、もうすぐ夜明けです。


リリーが、城に戻らねばならない時がやって来ました。


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