俺様バカに恋してる。



「目ぇ、あけろ。」

「うん。」



そう言われたあたしは、目をあけた。


そこには、一面に広がる海と砂浜。



「すごーい!!」

「サプライズ。」



何…。

いきなりドキドキさせるなんてズルいでしょ…



「あたし達が住んでるとこに海なんかあったんだね。」

「ん…。」



綺麗にすんだ青くて広い海があたし達を包みこむように波打っている。


「すごい綺麗…」


あまりの綺麗さに唖然とするあたし。


「あっち行く?」

蓮が指さした先には、コンクリートで出来た休憩所。

水が足にちょうど当たるくらいの所。


「行く!」








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