俺様バカに恋してる。



休憩所で足を水につけながら他愛もない話をしていた。


中学の頃の話とかたくさん。



学校での争いがまるで嘘みたいに…。



そして夕日が目の前にさしかかった時…


「そろそろ行く?」

「うん…。」


蓮の一言であたし達は、バイクの元へ歩きだした。


本当は、まだ離れたくない自分がいた。


今日だけは、蓮の事を少しだけ知れた気がしたんだ…


大嫌いだったけど、本当は優しいんじゃないかな?


…とか思ったり…。



「楽しかった?」

「うん!ありがとう。」

「別に。けどお礼くれる?」

「お礼?」






< 24 / 26 >

この作品をシェア

pagetop