俺様バカに恋してる。
休憩所で足を水につけながら他愛もない話をしていた。
中学の頃の話とかたくさん。
学校での争いがまるで嘘みたいに…。
そして夕日が目の前にさしかかった時…
「そろそろ行く?」
「うん…。」
蓮の一言であたし達は、バイクの元へ歩きだした。
本当は、まだ離れたくない自分がいた。
今日だけは、蓮の事を少しだけ知れた気がしたんだ…
大嫌いだったけど、本当は優しいんじゃないかな?
…とか思ったり…。
「楽しかった?」
「うん!ありがとう。」
「別に。けどお礼くれる?」
「お礼?」