Winter bell
お互いの息が荒くなって、視線が絡まる。


晴稀はあたしの首筋に舌を這わせながら、服の中に手を入れた。


その瞬間、あたしの体がビクリと強張った。


「やめるか……?」


そう訊いた晴稀に、首を小さく横に振る。


彼はニコッと笑って、再びあたしの首筋や鎖骨にキスをしながら、ゆっくりと服を脱がせていった。


「待って……!電気……消し、て……っ……」


「アカン……。羅夢の事、全部見たいから……」


「やっ……!恥ずかしっ……!……っ……」


「そのうち気にならんくなるから……」


「……っ!……ァッ……」


晴稀からの甘い行為に全身が大きく震え、一筋の涙が頬を伝った。


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