Winter bell
あたしも晴稀も、抱えていたコンプレックスを言い出せなくて…
そのせいですれ違ってしまったけど、結局はその事がキッカケで素直な気持ちを言えたんだと思う。
晴稀がいない時間は、寂しさで溢れていたけど…
それでも、今はその時間にもちゃんと意味があったんだと思える。
心の底から幸せだと感じているのは、体を重ねた相手が晴稀だから。
触れてくれるその指先や唇が好きな人の物なら、きっとそれだけで幸せになれるんだ。
「ねぇ、晴稀……」
「ん?」
続きをそっと耳打ちすると、晴稀は幸せそうに笑った。
あたし達は雪のように白いシーツの中で、クリスマスの雰囲気に負けないくらいの甘いキスを交わした――。
そのせいですれ違ってしまったけど、結局はその事がキッカケで素直な気持ちを言えたんだと思う。
晴稀がいない時間は、寂しさで溢れていたけど…
それでも、今はその時間にもちゃんと意味があったんだと思える。
心の底から幸せだと感じているのは、体を重ねた相手が晴稀だから。
触れてくれるその指先や唇が好きな人の物なら、きっとそれだけで幸せになれるんだ。
「ねぇ、晴稀……」
「ん?」
続きをそっと耳打ちすると、晴稀は幸せそうに笑った。
あたし達は雪のように白いシーツの中で、クリスマスの雰囲気に負けないくらいの甘いキスを交わした――。