Winter bell
あたし達は、そのまま駅前で立ち話をしていた。
「卒業以来やけど、松井は全然変わってへんなぁ!」
「そう?結構大人っぽくなったと思うねんけど……」
自分の服装を見下ろしながら呟くと、晴稀は小さく笑った。
「いや、あんまり変わってへんって!そういえば、今日はもう仕事終わったん?」
「うん、今から帰るとこ!」
あたしが笑顔で答えると、晴稀は少しだけ考え込んでから口を開いた。
「じゃあ、せっかくやし飯でも行かん?」
「えっ?今から?」
晴稀からの急な誘いに、心底驚いてしまった。
正直、あたし達は特別仲が良かった訳じゃない。
それどころか、会話を交わす機会もあまり無かったのに…。
「卒業以来やけど、松井は全然変わってへんなぁ!」
「そう?結構大人っぽくなったと思うねんけど……」
自分の服装を見下ろしながら呟くと、晴稀は小さく笑った。
「いや、あんまり変わってへんって!そういえば、今日はもう仕事終わったん?」
「うん、今から帰るとこ!」
あたしが笑顔で答えると、晴稀は少しだけ考え込んでから口を開いた。
「じゃあ、せっかくやし飯でも行かん?」
「えっ?今から?」
晴稀からの急な誘いに、心底驚いてしまった。
正直、あたし達は特別仲が良かった訳じゃない。
それどころか、会話を交わす機会もあまり無かったのに…。