Winter bell
「マジ……?」
「うん……」
目を見開いて驚く晴稀を見ながら、小さく頷いた。
「……っ!よっしゃぁーっ!!」
彼は満面の笑みで叫ぶと、あたしをもう一度抱き締めた。
「ちょっ……!堀川、苦しいっ……!」
「“晴稀”って呼んでや……」
少しだけ腕の力を弱めた晴稀が、あたしの耳元で囁いた。
「晴稀……?」
「うん……。ありがとう……」
心の中にくすぐったい感情が込み合げ、柔らかい笑みが零れる。
「こんなとこで引っ付いてたら目立つよ……」
「あっ……!」
あたしが言った瞬間、弾かれたように体を離した晴稀が可笑しくて…
あたし達は顔を見合わせて、ずっと笑っていた――。
「うん……」
目を見開いて驚く晴稀を見ながら、小さく頷いた。
「……っ!よっしゃぁーっ!!」
彼は満面の笑みで叫ぶと、あたしをもう一度抱き締めた。
「ちょっ……!堀川、苦しいっ……!」
「“晴稀”って呼んでや……」
少しだけ腕の力を弱めた晴稀が、あたしの耳元で囁いた。
「晴稀……?」
「うん……。ありがとう……」
心の中にくすぐったい感情が込み合げ、柔らかい笑みが零れる。
「こんなとこで引っ付いてたら目立つよ……」
「あっ……!」
あたしが言った瞬間、弾かれたように体を離した晴稀が可笑しくて…
あたし達は顔を見合わせて、ずっと笑っていた――。