Night Large Snake
九条さんの白い肩には、肩に鎖が巻きつくように細い蛇の刺青が入っていた。
「うん。」
「いれるのって痛い?」
「いれたいの?」
九条さんは、黒に近い紺のビキニを来た上に、白いTシャツを着た。
寒いのかな、と一瞬だけ思ったけど刺青をしてるからだって分かる。
私は静かに首を振った。
「てか、それスクール水着!?」
さっきまでの静かな雰囲気は何処へ。
「これしか、無くて…。」
「なんだ。ウケ狙ってるのかと思った。キャラじゃないけど。」
本当にそう思ったらしくほっと息をついてる。
「言えば、一緒に買いにいってあげたのに。」
私は逆にその言葉に驚いた。