Night Large Snake

「…お前の家庭は、俺にはどうする事もできないだろ。」

海は、私の手を握る。

「どういう事?」

「お前自身の事は、俺がなんとかしてやる。我が儘だって聞いてやる。」

その言葉に心がキュッと締められる。

…海は私を大切にしてくれる。

「でも、お前の家庭には口は出せねーだろ?
俺はどんなにお前の近くにいたって、他人でしかねぇんだから。」

私は海に抱きついた。

…ありがとう。

の前に、

「海。」

「あ?」

「酔ってるでしょ。」

絶対に酔ってる。

こんなにペラペラ話をする姿を私は見た事が…



あった。



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