Night Large Snake
その言葉と共に、私は深緑ソファーに座らされた。
「あ…ありがとう。…海は?」
「あ?」
「海は座らないの?」
「ここで充分。」
と肘掛けに浅く腰を下ろした。
あ、そうなんだ…と思い正気に戻る。
誕生会?の主役になんて事やらせてるんだ、私は。
「やっぱ…「何飲む?」
立ち上がろうとした私に被せるように、海はこっちを向く。
「えと、お茶…。」
そう言うと、近くの人から、サッとペットボトルが差し出された。
お礼を言って、フタを開ける。