Night Large Snake
私が想像していたのとは違った。
「…本当?」
「俺がお前に嘘ついた事あったか。」
…ない。
だから、驚いてる。
「そ、そんな気なかったって事!?」
「どんな気だ。」
海の声は笑いを含んでいた。
一度抜いた腕の力をまた入れる。
「…そりゃあ今すぐヤりたいけど、今ヤったら吐く。」
耳元で囁かれる言葉。
吐くって…。
海にすり寄り、目を瞑った。
私は変化に気づかないでいた。