Night Large Snake

いつものコンビニに行った。

思わず、歩みを止めてしまう。

コンビニの前に、よくある光景。

不良っぽい人達が、座りこんで話したり煙草を吸ったりしている。

違うコンビニに行こうかな?

心細くなって、来た道を戻ろうとしたら肩を触られた。

何か、と後ろを振り返ると茶色い髪の男。

知り合いじゃない。

これこそ赤の他人。

馴れ馴れしく肩に触る男をしばらく凝視していた。

そして、その男はにっこりと笑顔で言った。





「大蛇の姫だよね?」



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