Night Large Snake

昼休み、屋上に行くと九条さんと京がいた。

「うーちゃん、怪我ないか?」

そして京は開口一番に私にそう言った。

私は首を横に振る。

「なら良かった。」

呟くように言ったのは、九条さん。

…私の台詞。

二人は体に大きな傷は負っていないものの、顔に絆創膏が貼ってある。

昨日、帰ってから疑問に思っていた。

何故いつもは一人であのコンビニまで行っても、何もなかったのに。

昨日に限って、あの男達がコンビニを張っているようにいたのか。

『黒の獅子』もが私を助けにきてくれたのか。

パンをかじる二人を見た。

「昨日…何があったの?」




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