Night Large Snake
「あ、ごめん。続けて?」
なんて、平気で言いのけてしまう始末。
「なんならアレか?俺等も隣でヤろうか?」
な…何がアレ!?
何がヤろうか!?
「………絞め殺す。」
海から物騒な言葉。
しかも、“絞め”なんて現実味を帯びた言葉まで。
「怒んないでよ。早く出てくから。」
九条さんは、京をむんずと掴み階段を下りる。
嵐が過ぎ去った後みたいな気まずさ。
…気まずさを感じているのは、私だけかもしれない。
海は私の鎖骨に顔を埋めて、寝た。
スースーと寝息をたてて。