Night Large Snake

私だって、クリスマスは好き。

ケーキもプレゼントもイルミネーションも好き。

「明日、出掛けるか?」

「え?」

携帯についた海からのプレゼントの黒兎を見ていた。

「って言っても、繁華街だけどな。」

「行きたい。」

明日はクリスマス・イヴだった。

キラキラした物が、沢山見れるかもしれない。

溜まり場に、九条さんと京が来る。

京がげっそりとしていた。

「何か…あったの?」

九条さんに聞いてみると小首を傾げている。

それは、分からないのか呆れているのか、判断がつかない。


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