Night Large Snake

九条さんと京は笑いながら話していたけれど。

私の心臓は狂ったように高鳴っている。

口から心臓が本当に出ると思った。

「シャワー。」

急に話し出した海に驚いてる顔を上げる。

「先行ってこい。」

それと部屋の中に強調されるベッドが見えた。

…な…何だろう、この部屋。

生で見るのは初めてで、思わず目を逸らし、言われた通りにバスルームに向かった。

完全にパニックになって髪の毛も碌に乾かさないまま出た。

ベッドには海が座っていて、平然としている。

「待ってろ。」

頷くと、海もバスルームの方へ行く。

海が座っていた所に、私も座った。


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