Night Large Snake
京の煙草は九条さんが持っていた携帯用の灰皿で消される。
「九条さん、煙草吸わないのに持ってるの?」
もしかして京の為に?と思い、聞いてみた。
「まさか。これ、さっき居た後輩からぶんどってた。」
有り得ない、という顔で京が言う。
ぶ…ぶんどって…。
「貰ったの!」
ムキになった九条さんは京を睨みつける。
折角掃除が終わったというのに、二人がバトルを繰り広げて荒らされたら大変。
私はそれを避ける為に、二人にお昼ご飯に行こうと誘った。
「どこ行く?」
またしても、京の運転らしい。